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An Unmoving Arch-Archive

フォント探しの旅

2023年を振り返って、よかったことのひとつにフォント探しの旅が無事に終わったことが挙げられる。 今はUDEV Gothicを使っている。

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経過

周囲を観測しているとどうも自分は人並み以上にフォント(もしくは字体)に興味があるように思われて、それは例えば美少女ゲームのフォントを変えてみたり 1アプリのフォント変更の話に現れている。 プログラミング用のフォントも例外ではなく、大昔にみつけたBitstream Veraを長く使っていた。 より具体的にはBitstream Vera Sans Monoを使っていた。アルファベットのオーとの区別で、数字のゼロの中に点が入る個性的なフォントだった。 しかしこれだとアルファベットはうまく表示できるものの、日本語の表示がうまくいかない。

あるとき人からJetBrains Monoというモダンなかっこいいフォントを教えてもらって、これはいいということですぐに導入した。 細身の背の高い文字というのが自分にとっては見やすくて好きで、ひところはIosevkaも検討したが結局はJetBrains Monoに戻ってきて落ち着いた。 しかしやはり日本語には対応していないので、よい日本語フォントを探してくる必要があった。

使い勝手のよい日本語フォントとしてはBIZ UDゴシックがほぼ最強なのではないかと考えている。 おそらくWindowsにはデフォルトで入っているので追加のインストールを必要としないし、読みやすくてクセがないので仕事で使っていて違和感がない。 (なぜこれがデフォルトの字体設定にならないのか不思議まである。) ただしアルファベットは読みやすさの観点でJetBrains Monoで表示したい場面もある。 両者をうまく切り替えながら使いたいが、どうするか。

そんな中で今年のわりと早い時期に、冒頭のUDEV Gothicがあることを知った。 このフォントはBIZ UDゴシックとJetBrains Monoの両者のいいとこ取りをしたフォントであって、プログラミングにも困らないし普段の文字書きにも困ることがない。 VSCodeのFont Family項目を始め、アプリのフォントには "UDEV Gothic JPDOC" とただ一つ指定するだけでそれ以上の煩雑な設定は不要になった。 作者の方に感謝したい。

作者の方はUDEV Gothic以外にもいくつかのフォントを作成していて、例えば以下の記事では参考文献も含めてフォント周りの勉強になって面白かった。

qiita.com

参考;他の方のおすすめ

他の皆さんのおすすめフォント話も聞いてみたい。okaさんはMyrica

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  1. この記事でPurple softwareハピメアが可変幅に対応していない件(おそらくシステムが古いのであろう…)を書いたが、その後になってリメイクするとは思わなかったシリーズその3、ハピメア REGRET ENDが発売されていた。こちらであればついに刻ゴシックが綺麗に表示されて最高のプレイ環境が実現されるのではないかと期待しているものの、まだ試していない