雛形書庫

An Unmoving Arch-Archive

自分と世界の縁を結ぶもの――『仕事と自分を変える「リスト」の魔法』

はじめに

本書を一言で表すならば何だろう?

リストとはたしかに仕事を助けてくれるものだけど、本書の内容は単なる仕事術に収まるものではなく、かといって巷にあふれる自己啓発書のようなガツガツした印象も受けない。本のタイトルには "魔法" とあり、もしかしたら魔導書のたぐいなのかなとも思うけれど、そうでもない。

素直にあとがきにある著者の言葉を借りれば、「誰でも使うことができる『リスト』という道具を橋渡しにして、より深く自分を知り、より細かく世界を捉えるための方法 (p.284)」を論じたものになっている。このことは表紙カバーの袖部分、表紙を開くとまず目に入ってくるところに、本書らしくリストで箇条書きにされている:

・「自分」の能力を拡張する

・「世界」を深く理解する

・「できなかったこと」を可能にする

 

そして具体的な中身については、著者である堀 正岳 (@mehori) さんがツイートしているので、ここでは繰り返すことはしない:

 

本書が光を当てているリストとはあのリストのこと、きわめて普遍的かつシンプルなツールであって、誰でも知っているし、そして一度は使ったことがあるであろうもの。
それゆえにリストについて知見を深めて、そしてうまくやる方法を学ぶことは、おそらく誰にとっても有益なはずである。

 

  • はじめに
  • 閉じているリスト
  • 開いているリスト
  • 思考力の4つのキーワード
  • 自分のためだけのリスト
  • おわりに:リストの魔法を成功させよう
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親方Project『ワンストップアプリ開発』に寄稿した

はじめにお知らせ

親方Projectさんより新刊合同誌『ワンストップアプリ開発(α版)』が出ます。頒布の詳細は第二回 技術書同人誌博覧会の公式サイトより、以下の通り。

日時:2019.12.14 (Sat.) 11:00~17:00

場所:プラザマーム(日本橋浜町

サークルスペース:【2F-あ06】親方Project

 

前々著である『ワンストップPodcast』、および前著の『ワンストップ目標設定』に引き続き、親方Projectにはみたびお世話になっている。今回も一章ぶん、約9000字ほどを第22章「スパコンアプリ開発ことはじめ」として寄稿させていただいた。ちなみにスパコンとはスーパーコンピューターの略です。 

 

この記事では本書の紹介と、前回の寄稿に合わせて上げた記事*1と同様、やはり執筆から寄稿までにあった個人的な体験を語る。内容を要約すると以下のややエモ箇条書きにまとめられるので、お急ぎの方はこちらをどうぞ;

  • ふたこぶの知識を得るべく、異なる文化圏に越境する
  • 自ら可能性を狭めることなく、一歩踏み出す挑戦心を持つ
  • 執筆は知識の棚卸しに絶好の機会、ネタは案外自分の中に眠っている
  • 『ワンストップアプリ開発』完全版に向けて、執筆者募集中 @ 親方Project

 

  • はじめにお知らせ
  • どんな本か
  • なんで書いたか
  • おわりに:アプリ開発、今後の展望

 

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親方Project『ワンストップ目標設定』に寄稿した

はじめにお知らせ

親方Projectさんより新刊合同誌『ワンストップ目標設定』が出ます。頒布の詳細は技術書典7の公式サイトより、以下の通り。

日時:2019.09.22 (Sun.)

場所:池袋サンシャインシティ 展示ホールC/D (文化会館ビル2/3F)

サークルスペース:【お41C】親方Project (3F)

 

親方Projectには前著『ワンストップPodcast』から引き続きお世話になり、しかしアンケート+αで参加させていただいた前回とは違って、今回は第4章、ざっくり9000字ほどを寄稿させていただいた。かつて書いた『ワンストップPodcast』の紹介記事*1では「次はひとりで一章分作れるくらいに頑張りたい」などと調子の良いことを書いていたところ、上手くボールを投げてもらえたので返すことができた。当時の約束はこれで果たせたので、とりあえず一安心ですね。

 

techbookfest.org

 

本編のあとの付録、appendixにでも入れておいてもらえればとお送りした原稿は、最終的な章立てを開けてみれば前半章に配置されていた(ありがたい)。この記事では本書の紹介と、執筆から寄稿までにあった個人的な体験を語る。なおこの記事で書かれている内容は、体験はともかく見解はすべて個人的なものであって、本書の著者全員の総意ではないこと、あらかじめご注意ください。

 

  • はじめにお知らせ
  • どんな本か
  • なんで書いたか
  • どうやって書いたか
  • 体験
    • 何を書かないか
    • 初速が失われる
    • 本向きの執筆
  • おわりに:おやかた合同誌のすすめ

 

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『技術書同人誌博覧会 公式ガイドブック』を読んだ

はじめに

2019年7月27日に開催された技書博こと技術書同人誌博覧会に一般参加しました。

 

gishohaku.dev

 

本書は参加者全員に無料で配布された冊子で、無料とはいえページ数にして100ページを超え、パンフレット(小冊子)ではなくガイドブックの名にふさわしいつくりになっている。こうしたオフィシャルな文献が一般的に含んでいる情報、それらは参加サークルの詳細や注意事項などが相当するけど、そうしたものにとどまらない主催者による解説記事として、開催に至るまでの経緯、それに技術的な背景が読めるようになっている。開催の裏側にあった主催者の思いを知ることができるのはとても興味深いし、そして何よりも、技術の解説記事それ自体が体系化の取り組み、このイベントのキャッチフレーズにもある「技術書というアウトプット」を体現しているところが良い。本書冒頭の「ごあいさつ」で「エンジニアが日夜多くのリソースを使って執筆し、圧倒的なこだわりをもって作りあげられた技術書を手に取り、その熱量を感じてください。」と語られる熱量は、本書からも確かに感じることができる。

 

技書博公式ガイドブック担当のおやかたさんよりいただいた返信ツイート(ありがたみ)

 

  • はじめに
  • 技書博は何を目指しているのか
  • 技術書としてのガイドブック
    • 技書博公式ガイドブックを支える技術
    • 技書博ウェブサイトを支える技術、一般入場を作る「技術」
  • おわりに:次回開催のご案内

 

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